顔のシミの特効薬!ハイドロキノンは酸化に注意

顔のシミの特効薬!ハイドロキノンは酸化に注意

 

ハイドロキノンはシミの特効薬と謳われる成分です。写真の現像を行うと肌が白くなることからその美白効果が知られ、欧米では早くから化粧品の材料に用いられてきました。効果が高いだけにいくつかの注意点があります。ここではハイドロキノンがシミに効くメカニズムやハイドロキノンの使用上の注意点を見ていきたいと思います。

 

保管や使用期限を守らないと効果が台無し

 

ハイドロキノンは強力な還元作用を持っています。逆に表現すると、ハイドロキノン自身はとても酸化されやすいのです。開封後は冷蔵庫などの冷暗所に保管し、1ヶ月位で使い切るようにしましょう。

 

酸化したハイドロキノンは劣化してしまい茶色く変色しますが、製品によっては配合物の影響で色の変化を認めないものもあります。酸化したハイドロキノンは効果が弱まるだけでなく、肌に刺激を与えたり負担をかけたりするので使用すべきではありません。

 

ハイドロキノンは強力な作用と劣化(酸化)のしやすさが表裏一体です。正しく使えばその効果は非常に高いので、注意点に気を付けつつシミと戦うための心強いパートナーにしましょう。

 

シミができる原因を断つハイドロキノン

 

シミの元、メラニンが産生される場所はメラノサイトという細胞です。メラノサイトは表皮の基底層という皮膚を作る層にあります8やや真皮にはみ出るような形をしています)。ここでチロシンというアミノ酸の一種にチロシナーゼという酵素が働いて酸化させます。

 

そしてチロシン→ドーパ→ドーパキノンと変化し、最終的に黒色メラニン(エウメラニン)または黄〜橙赤色の亜メラニン(フェオメラニン)となります。体内に紫外線が入ると活性酸素が生じ細胞を傷付けます。黒色メラニンが増えた肌はそこで紫外線を吸収して体内に入るのを防いでくれます。

 

フェオメラニンは紫外線に当たると活性酸素を発生してしまい、非常に皮膚がんになりやすいのです。黒色メラニンを多く持つ黒人や、黒色メラニンもフェオメラニンも持つ黄色人種は日光を浴びると日焼けをしますが皮膚がんにはなりにくく、ほとんどフェオメラニンしか持たない白人は黒く日焼けせずに皮膚がんが多い理由はこれで分かるかと思います。

 

産生されたメラニンも肌のターンオーバーと共に最終的には角質と共に肌から剥がれ落ちるのですが、長期間紫外線を浴びたり、炎症を起こした肌ではターンオーバーが狂い、メラニンが表皮に残りシミとなってしまうのです。

 

ハイドロキノンの優れたシミ消し効果

 

ここからは黒色メラニンをメラニンと表します。ハイドロキノンは強い還元作用を持ちます。ですからチロシナーゼ酵素の働きでチロシンが酸化してメラニンとなるのを阻害し、メラニンの産生を防ぎます。また一度酸化して黒色となったメラニンも還元作用によって色を薄くします。

 

つまりメラニンを作る過程をブロックする働きと、既に作られたメラニンの色を薄くする働きとでシミを防ぐのです。更にハイドロキノンにはメラノサイトの働きそのものも弱めるので、よりメラニンが作られにくくなります。こうした美白効果を得るためには新鮮な参加していないハイドロキノンを使うようにしましょう。

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